三学期も大詰めに近づいてきた3月9日(木)、慶應義塾幼稚舎の3年生のクラスに
初めての動物の授業で伺いました。
今回は特別教室をお借りして、また動物アレルギーの生徒さんもいらっしゃいましたので、
体操着に着替えてもらいスタートしました。実はこのNPO活動の責任者の私もアレルギー体質で、
それでも子供の時に動物と接してきたことで沢山のことを学びましたので、
その上での安全な授業の作り方を模索して、毎回先生方のご協力も仰ぎながら試行錯誤して
進めています。
初めてのクラスということで、まずはおうちで犬を飼っていない子からワンちゃんの抱き方に
挑戦してもらいました。続いて上の写真の飼っている子から希望者に前に出てきてもらい、挑戦。
少数派の飼っている子の方がさすがにスマートに抱いてくれましたが、さらにきちんとした
抱き方、触り方講座を行いました。意外と知っているようで知らないことってありますよね。
講義後半は今の世の中でペットの置かれた状況の話、みなさんきちんと耳を傾けてくれて
しっかりとした意見をはっきり話してくれたことがとても印象的でした。
講義の最後は、講師犬のかえちゃんが目が見えなくなったお話、そして飼い主としての責任と
動物(小さな命)へも責任を持ってもらいたいというお話をさせていただきました。
講義後はワン!にゃん!かるたをみんなで楽しみ、希望者の生徒さんは講師の海老原さんの
指導の元、かえちゃんとの触れ合いをしてもらいました。
「温かい!」という素直な感想がこぼれていた生徒さんもいて、当たり前のことではありますが、
あらためて犬も動物も我々と同じ生き物なんだということを体感してもらうことが、
今以上にきちんとした動物との「共生」の社会につながるのではないかなと私は考えています。
これからもこの活動を応援して、そして受け入れてくれる方々がもっと増えることを期待して、
また今週も授業のサポートができたらと思います。
道躰