先日の11月17日(木)は星美学園小学校のアフタースクールに初めて伺い、
明るく広々とした環境の中、子ども法廷を開催してきました。スタッフの道躰がリポートします。
この授業は放課後NPOアフタースクールさんとの共作で、今回現役の弁護士の先生に裁判官役を
お願いして、裁判の仕組みを教えてもらってから、実際に子どもたちによる法廷を開廷しました。
講師の先生は港区の六本木にあるベリーベスト法律事務所(https://www.vbest.jp/)から
代表弁護士の酒井先生に来ていただきました。
スタートより沢山の質問が飛び交った熱心な講義のあとに本題に入ります。
まずは紙芝居を使って今回起きてしまった事件の説明を行います。
そして隣の教室に移動をして、いよいよ弁護側・検察側・陪審員に分かれた子ども達による
法廷が開廷しました!先生に相談しつつも子どもたちに質疑応答の質問を考えてもらいます。
目撃者役への質問(尋問)から裁判スタートです。検察側、弁護側、陪審員の順番で質問を
していきましたが、鋭い質問や子どもならではの素朴な質問に目撃者役の役者が戸惑うことも。
じつはこの役は私がやったのですが、子どもたちの攻勢にたじたじでした。
続いて犯人役(被告人役)の質問へと移ります。わかりやすい言葉を使うために判決前ですが
あえて犯人役という名称で進めています。外見もわかりやすい!
両者(目撃者役・犯人役)への質問が出揃ったあとに、裁判官役の酒井先生に最終ジャッジを
していただきました。判決は、、今回決定的な証拠がなかったために「疑わしきは罰せず」。
日々の生活の中でもあやふやなことや確定していないことがあると思います。
法律が支配する世界では決定的なことがない限り、罪と決めつけることはできないという
世の中の仕組みを教訓として、何事も簡単に疑って決めつけるようなことはしないでください
というお話でした。大人の私も改めて勉強になりました。