みなさん、こんにちは。
ここ数日はお天気も良く、季語でいうところの薫風(くんぷう)がすがすがしく
匂うように吹いておりました。これから盛夏に向かい世の中がどんな状況になるのか、
引き続きこのNPO活動が子どもたちにとって有意義に継続することができればと思います。
昨年度三学期末の報告をさせていただきます。
今回も俳句の授業と卒業句集の制作を慶應義塾幼稚舎の6年生の全クラスで
先生方や保護者の協力の下、実施することができました。
久しぶりの授業のクラスや卒業間近に初めてのクラスもありましたが、
今回はご時世柄もあり、短く限られた時間でしたので
なぜ俳句を君たち(生徒さん)に作ってもらいたいのか?俳句とは何か?と、
私(講師)の20年ほどの経験から学んだことを伝え、考えてもらいました。
生徒さんたちの反応が非常に良くて、沢山の意見が飛び交いました。
講師の私自身、自問しながら楽しみ、時には苦しみながら俳句を作って句会に挑んでいますが、
母国語である日本語、コトバへの学びという部分で、また人生の生きがいとして活用ができて
いるように思います。そんなことが今回子どもたちに伝わり、人それぞれではありますが
創作活動を通して何か心に残るものがあれば(それが今ではなく、先のことだったとしても)、
この句集制作と授業の意義があるのではないかと思い、実施をしました。
ちょっとした採点や、優秀賞の発表もできました。
私が普段使っている歳時記や、このNPOを支援してくださっている文英堂さんから
ご提供していただきました小倉百人一首のカラー解説BOOKなど贈呈することができました。
欠席者へ授業をオンラインでつないでいただいたり、俳句のお取り纏めをいただいたりと
卒業間際のお忙しい時期に多大なご協力とサポートを頂戴した先生方やご関係者の皆様に
感謝いたします。生徒のみんな、卒業おめでとう!